【公式】焼津の恵|獣医師監修のエシカルペットフード

2022/04/26 23:56

「猫は外に出してあげないとストレスが溜まってしまうのでは?」と思う方も多いと思います。獣医師目線で、外飼いと内飼いどちらがいいのかご紹介します。


【監修獣医師】

●深野百合子

2007年大学卒業後、複数の動物病院で獣医として従事。

2018年からは焼津の動物病院で院長となり、「たくさんの動物を助けたい」という思いで、日々たくさんの診察をする。

●作本貞良

製薬会社の研究職、臨床医を経て大阪に動物病院を開業し院長として活躍。

40代後半で開業した病院を去り、その後も臨床獣医師として活躍中


外飼いには危険がたくさん


外には猫にとって危険なものがたくさんあります。大きくは下の2点です。

①ウイルス感染

外に出ると、縄張り争いなどで他の猫とケンカをすることがあります。特にオスの猫がケンカをすることが多いですが、ケンカでけがをしてしまい、そこからウイルス感染をしてしまいます。風邪や、最悪な場合エイズや白血病などの重い病気に感染してしまう危険性があります。

また、ノミやダニなどもついて来てしまうので、対策が必要です。


②交通事故

猫は交通事故にあいやすい動物です。獲物を追いかけているうちに道路にとびだしてしまったり、大きな音や光に敏感なため、クラクションや車のライトに驚いてしまい動けなくなってしまったりします。そのため、交通事故にあってしまうことが多いのです。最悪の場合、死に至ってしまうこともあります。



外飼いと内飼いの猫の平均寿命は?

今まで、私のクリニックにきた猫を見てみると、外飼いの猫(特にオス)の寿命は7~8年、内飼いの猫(オスメス両方)は15年以上の寿命の子が多いと感じます。

前述したウイルス感染での病気や交通事故が原因で、外飼いの猫は内飼いの猫よりも寿命が短い傾向にあります。



内飼いがおすすめ

外に出すことの危険性を考えると、室内で飼うほうが猫にとっても、飼い主にとっても、幸せに生活できます。


猫が室内で退屈しないように、部屋を快適な状況にして、遊べるときはおもちゃなどを使って積極的に遊んであげましょう。

猫が室内で快適に暮らすために以下の4つのポイントを、取り入れた部屋作りをおすすめします。


①室内の安全対策をしよう

猫の脱走を防ぐために、戸締りは必ずしましょう。猫は、頭が通ってしまえば体も通り抜けられてしまうので、10cm程度でも簡単に出てしまいます。

また、電気コードや観葉植物など、口に入ると危ないものはしまいましょう。

②運動できる場所を作ろう

猫は広い場所で走り回る運動よりも、上下運動をさせてあげた方がいいでしょう。キャットタワーやキャットウォークなどを設置して遊ばせてあげれば、運動不足を解消できます。

③爪とぎ場所を作ろう

猫は、マーキングや狩りに必要な鋭い爪をキープするために、爪とぎをする習性があります。爪とぎは猫のストレス解消にもなるので、家具などを傷つけられないように、専用の爪とぎ器を用意しましょう。

④外を眺められる場所を作ろう

縄張り意識の高い猫は、自分の縄張りを守るために外から敵が来ないか本能的に監視します。自分の縄張りを守るために高いところから監視し、パトロールをしているのです。

また、外の小鳥や人間、植物などが動くのを見て刺激を受けるので、外を眺められるようにすることで猫は退屈しなくなるでしょう。



内飼いで猫も飼い主も幸せ!

内飼いでも、ストレスが溜まりづらい環境を作ってあげれば、猫にとって自宅が最高の自分の縄張りになるでしょう。外飼いだと事故や病気にかかる可能性が高いので、対好きな猫と長く暮らせるように、内飼いをおすすめします。


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