【公式】焼津の恵|獣医師監修のエシカルペットフード

2022/04/29 15:12


猫を飼っている飼い主さんには、もう1匹猫を飼いたいと思う方も多いと思います。猫が何匹もいたら毎日癒されますよね。しかし、多頭飼いは注意すべき点がたくさんあります。注意点をしっかり理解し、飼い主さんも猫たちも幸せに暮らせるようにしましょう。


【監修獣医師】

●深野百合子

2007年大学卒業後、複数の動物病院で獣医として従事。

2018年からは焼津の動物病院で院長となり、「たくさんの動物を助けたい」という思いで、日々たくさんの診察をする。

●作本貞良

製薬会社の研究職、臨床医を経て大阪に動物病院を開業し院長として活躍。

40代後半で開業した病院を去り、その後も臨床獣医師として活躍中

多頭飼いのメリットとデメリット

多頭飼いはメリットもありますが、デメリットももちろんあります。メリットとデメリット両方を理解しておくことが重要です。

①メリット

猫同士が仲よくなれば、お互いが遊び相手になり運動不足解消ができたり、飼い主が留守をする際に寂しさを紛らわせることができます。

飼い主さんにとっては、2匹の猫が仲よくじゃれあっている姿をたくさん見ることができるのはメリットです。


②デメリット

相性が悪い猫の場合、ケンカをしてしまったり、ストレスを感じてしまったりすることが多くあります。先住猫の性格・性別・年齢などによって、相性は異なります。

飼い主さんにとっては、猫が増えれば増えるだけ医療費や食費もかかってしまうので、経済的な面もしっかりと考える必要があります。




多頭飼いを成功させるコツは?

多頭飼いをするにあたって、成功させるコツはあるのでしょうか。絶対に成功するとは限りませんが、なるべく先住猫がストレスを感じないようにするのがよいでしょう。

①先住猫との相性をみる

何と言っても先住猫との相性が一番重要です。トライアルなどを利用して、先住猫と新しい猫がうまくいきそうか、見極める必要があります。先住猫があまりにもストレスを感じてしまうようなら、多頭飼いは見送ることも必要かもしれません。


②子猫の内から迎え入れる

多頭飼いで一番上手く行くケースは、2匹とも子猫の内から飼い始めることです。子猫は警戒心が強くないので、じゃれあいながら仲良くなっていきます。

先住猫が成猫の場合、子猫同士よりは時間はかかるかもしれませんが、上手くいくことが多いようです。しかし、去勢していないオス猫の場合は、子猫に危害を加えることがあるので、気を付けましょう。

また、高齢猫の場合はやんちゃな子猫がストレスになってしまう可能性があるので、配慮が必要です。

③徐々に近づける

いきなり自分のスペースに知らない猫が来たら、先住猫はびっくりしてしまい、大きなストレスを感じてしまうでしょう。新しい猫をケージに入れ、焦らずにゆっくりと近づけるようにしましょう。

対面させる際は、短時間からスタートしましょう。

④それぞれのスペースを確保する

最初は慣れないのでストレスを感じやすく、猫が一人になれる場所が必要になります。隠れられる場所の用意が必要です。

また、トイレや食器もそれぞれの猫に用意をしてあげましょう。




それでも上手くいかない時は?

相性が悪い猫同士は、時間が経っても相性は良くならない傾向があります。自然と自分たちで距離を取るようになります。無理に仲良くさせようとすると、猫にとってストレスになってしまうので、程よい距離感を保てるようにしてあげるのがいいでしょう。


威嚇をしたり、ケンカをしたりしてしまう場合は、同じ部屋にいるとけがをしてしまうので、別々の部屋を用意したほうがいいでしょう。




先住猫を優先して


先住猫にとって、自分のテリトリーに新しい猫が入ってくることは、少なからずストレスを感じることだと思います。飼い主さんは全てにおいて先住猫を優先し、心のケアをしてあげてください。

すぐに仲良くならなくても、焦らずゆっくり見守ってあげましょう。


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